いただきました。
まず苦労した点は、もともと日本画家の方なので、
ペンキを扱うのは初めてで、ペンキの性質や使い勝手に
慣れるのに時間がかかったとのことです。
また、市販のペンキにない色は自分で配合して作らねば
ならなかったのですが、調整が難しく、塗った後に
イメージしていた色合いよりも派手な感じになることが
多く、何度も塗り直しをしたそうです。
完成後も実は、満足のいかない点があるそうなのですが、
素人目には全く分かりません。
作業期間の後半は真冬に突入し、寒さと戦ったのも
苦労した思い出だそうです。
シャッターの凹凸で細部が作業しづらくて、予想より
時間がかかり、計画通りに進まなかったことも大変だった
とお聞きしました。
しかし、苦労は多かったですが、街の活性化の役に立てれば
やった甲斐があったとのお言葉をいただきました。
当店としましても、殺風景なシャッターがガラリと
生まれ変わって、店の雰囲気がかなり変化したと思います。
長い期間、本当にご苦労様でした。
ということで、豊原国周『武蔵坊弁慶の勧進帳読上げの図』の
シャッター浮世絵の完成です。
山本さん、石橋さんのお二方は、暖かくなるころに
次は日本橋文明堂さんのシャッターに新作作製開始するとの
ことです。
また作業中のところをお見かけしましたら、ぜひお声を
かけてみて下さい。
次回作も楽しみです。
もし、日本橋のお店で、シャッター浮世絵にご興味ありましたら、
日本橋めぐりの会 川崎さんまでお問い合わせ下さい。
http://www.ninben.co.jp/meguri/index.html
