
今は亡き旧本店のシャッター浮世絵。

新本店にもぜひ描いてもらおうと極秘に作戦は進んでいました。

天候不順やらもろもろの理由で時間が空いてしまい、
謎の不審者扱いのまま放置されていたこの人物。
その正体は...

今回のシャッター浮世絵を制作してくれることになった東京藝術大学三年生の
水谷栄希さんです。日本画を専攻していて、シャッター浮世絵はこれで二作目だそうです。
涼しげな謝罪ヘア(?)が伸びていく様と共にシャッター浮世絵の進展をお伝えして
いきます。
実はもう一人、東京藝術大学の方が制作を手伝ってくれるのですが、また改めてご登場して
いただきます。
そして、右側に立っているのが、日本橋怪人物の一人、川崎さんです。
いつもこんな出で立ちで日本橋界隈をうろうろしているので、目にした方も多いと
思いますが、日本橋めぐりの会を主催しており、日本橋老舗巡りツアーを初め、
様々な企画を実行しています。 日本橋めぐりの会のHPはこちら!
シャッター浮世絵も川崎さんの企画です。日本橋は土日は閉まっているお店が多く、
来た人がせっかく街を歩いてくれてもおもしろくない。なら、シャッターに浮世絵を
描いて、それを観て巡る楽しみを作ろうということで始まりました。現在、完成した
シャッター浮世絵は26作、弁松の旧本店の浮世絵は9番目の作品でした。
もし、日本橋の方でうちにも描いて欲しいという方がいらっしゃいましたら、
ぜひ川崎さんにお問い合わせ下さい。
ちなみに、その出で立ちは暑くないのか聞いたところ、暑いそうです。
さて、すでに浮世絵の制作は始まっています。

まずは、浮世絵の線画をプロジェクターでシャッターに映し出します。

それをマジックでなぞり下絵にします。7、8時間かかっていたようです。

そして、第一回の着色です。主に顔の白い部分が塗られました。色の定着具合などから、
この先の作業で使用する色を決める重要な回だそうです。
順調に進めば、8月下旬には完成予定です。
もし、弁松前をお通りになった際に作業をしておりましたら、ぜひ応援をお願いいたします。
差し入れも歓迎です。
それでは次回の進展をお楽しみに。