2017年05月09日

東京名物百人一首

「旨い味 蛸の桜煮 玉子焼 折に詰めるは 涙なりけり」

弁松のことを詠んだ句で、「東京名物百人一首」の中の一句です。
そもそもその現物を所有していなかったので、その百人一首が
どういうものなのかとか、「江戸百人一首」とタイトルを間違えた
こともあったりと詳細不明でした。
この度、国会図書館にて現物のデータを閲覧することが出来ました。

東京百人一首1.jpg

東京百人一首2.jpg

東京百人一首3.jpg

要は百人一首をパクッて東京の名店や名所の句にしてしまった
わけですが、弁松の句の元ネタは、道因法師の詠んだ
「思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり」
のようです。「涙なりけり」しか原型を留めていませんが。

しかし、折に詰めるのが涙とは一体どういう意味が込められて
いるのでしょうか?
当時の従業員の過酷な労働環境や薄給に対する涙なのか、
経営面で何か大変だったのか、「血と汗と涙」の涙で努力とかその類の
意味が込められているのか、興味深い部分ではあります。

他の句には多分現在はなくなってしまったお店も多数ありますが、
ちらほらと今も生き残っている老舗も登場しています。

※画像は国会図書館所有物を掲載させていただいております。
posted by 松次郎 at 08:50| Comment(0) | 店舗からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする